2023年のゴールデンウィーク初日に、丹沢の「塔ノ岳」に日帰り登山に行ってきました!ヤビツ峠から表尾根を通って塔ノ岳に登り、大倉尾根から大倉バス停に下山するコースです。
ヤビツ峠からアップダウンを繰り返しながらの登り、そして標高差が1200mもある大倉尾根の階段下り…とかなりのトレーニング登山となりましたが、所々で絶景を楽しむことができました。もちろん、「コスパ重視」ですので、コスパポイントもお届けしたいと思います!
東京から丹沢登山 お得な交通手段
車がないため、「公共交通機関」を利用しての登山となります。今回は、「小田急のお得なきっぷ」から「丹沢・大山フリーパス」を利用しました。この切符は、小田急線の発駅から本厚木〜渋沢駅(この区間は乗り降り自由!)の往復割引切符、バス指定区間の乗り降り自由、そして、優待・割引を受けられるスポットありと、丹沢周辺を登山するのであれば、とってもお得な切符なのです!この切符は大山ケーブルカー付きのAキップと、ケーブルカーなしのBキップがあります。今回はケーブルカーは利用しないので、Bキップを選択しました。新宿駅発のBキップの料金は1,560円でした(丹沢・大山フリーパスは発駅により金額が異なります)。
このフリーパスを利用して、どのくらいお得になったのかは、後ほどご紹介したいと思います!
「丹沢・大山フリーパス」を利用しての「塔ノ岳」登山の1日
それでは、塔ノ岳登山の1日の流れについて、ご紹介させていただきます。
前日〜朝
まずは、「小田急のお得なきっぷ」のHPの案内に沿って、「EMot オンラインチケット」でデジタルチケットを購入し、スマホにデジタルチケットを入れておきます。
そして、小田急線の「有人改札口」(←これ、注意です!)に行き、駅員さんにデジタルチケットを見せると「QRコード読み取り端末」を出してくれます。これに「ピッ」と読み込ませてから、改札を通過します。
「有人改札口」に行っても、駅員さんにデジタルチケットを見せないと「QRコード読み取り端末」を出してくれないことがあるので注意です。自動改札機を通れないので、時間に少し余裕を持った方が良いです。
今回は、朝6時ちょうど新宿発の「急行小田原行き」に乗車。7:08に「秦野駅」に到着。トイレに寄ってから、バス乗り場へ。
ちなみに、この時間の秦野駅到着で、出口に近い車両は「5号車 2番目のドア」でした!
バス乗り場に行くと、まあ〜すごい行列!!バスロータリーをグルッと回って並んでおります。
臨時便4台目で、やっと乗車できました。乗車できたのは、7:40頃でした。
「ヤビツ峠バス停」に到着!バスが意外と早く着いてくれました!
ストレッチをして、トイレに行って、8:30に登山スタート!
登山道入口に近いところにも、きれいなトイレがありました!
登山中
わかってはいましたが、階段多めの急登が続きます。
「ヤビツ峠」を出発してから1時間20分程度で「二ノ塔」に到着!富士山が綺麗に見えます!
その後、階段をちょっと下って登り返して、15分程度で「三ノ塔」に到着。「三の塔」からの景色も良く、座れるところも多いので、ここで休憩をとり、行動食を食べました。
そしてまた、階段を下ります…
登り返して、「烏尾山」に到着。ここからは海が綺麗に見えます。そして、こちらの山頂も広くて座れる所が多く、良い休憩ポイントとなります。
今度は「行者ヶ岳」に向かいます。登山道から見える景色を楽しみながら歩きます!
「行者ヶ岳」から「政次郎ノ頭」の登山道には「下りの鎖場」あり。ここでは、降り待ちの行列ができていました。足場もしっかりとあるので、ゆっくりと下れば大丈夫。岩場、ちょっと楽しいです♪
トレッキングポールを使われている方は、しまってからの方が下りやすいし、安全かと思います!
今度は「新大日」を目指します。登り始めて3時間を過ぎ、だいぶ疲れてきておりますが、途中、座れるところがあるので、休むことができます。アセビの花も綺麗!
ここから「木ノ又大日」を超えて、「塔ノ岳」に向けて進みます!最後に向けての登りがキツイ!!しかし、途中、立ち止まって景色を見たり、山桜を見たりしながらゆっくりと進みます。
「塔ノ岳」山頂の「尊仏山荘」が見えた!あと、ちょっと!!
12:36 「塔ノ岳」山頂に到着!
この表尾根は、ピークを踏んだあとは必ず下って登り返す…という感じでアップダウンが多いコースでした。が、所々にベンチや休める所があるため、短時間座って休んでは歩く、という登り方で行くと、そんなにキツくなく歩き続けることができました。
雲が多くなってきてしまい、富士山は隠れ気味になってしまいましたが、山頂から見える山並みが綺麗です。
「塔ノ岳」山頂は多くの人で賑わっていましたが、座れるところもたくさんあるのでゆっくりと休むことができました。
「尊仏山荘」…ここは、数年前に初めて泊まった山小屋です。昔ながらの山小屋、という感じでしたが、夕食のカレーライスと朝食のおでんが美味しかった^^。泊まらなくては見られない「夜景」が美しかったことを思い出しました。
ゆっくりと休憩をした後、「大倉尾根」で下山します。
下山中も絶景が見られますが、急な階段の下りが続くので足元に注意!
「花立山荘」に到着。
メニューはこんな感じ。
「花立山荘」を超えてから見える景色。どれだけ下りが急なのか、わかりますね(^_^;)。
「堀山の家」を通過。
大倉登山口方面に進み「見晴茶屋」を超えると、「大観峰方面」への分岐あり。せっかくなので行ってみます。
進んでいくと、テントを張れる所がありました。水場、トイレもあります。
「大観望」からの景色です。
「観音茶屋」に到着。「大倉尾根」には、茶屋がたくさんあります。
長〜い下りを終えて「大倉登山口」にやっと到着!
おつかれ山でした!
大倉尾根は、階段多めの下りで後半、膝が辛くなりました。今回、ストックなしで歩きましたが、下山時は膝のために使用すればよかった…と反省です。大倉尾根は小屋、トイレも所々にあるので、大変ではありますが安心して歩けるのではないかと思います。
今回の登山のヤマレコ の記録はこんな感じです。
下山後は…
登山口から20分弱歩いて「大倉バス停」に到着。到着時刻は15:21。
ここには、休憩できる売店や、きれいなトイレがあります。「大倉バス停」からはバスの本数も多いので、バスの時刻を気にしないで下山できるのも今回のルートを選んだ理由のひとつです。
「大倉バス停」から、15分程度バスに乗り「渋沢駅」へ。「渋沢駅」から小田急線新宿行きに乗って「鶴巻温泉駅」で降ります。この区間は「丹沢・大山フリーパス」の「乗り降り自由区間」となるので、途中下車をすることに抵抗がありません。
「鶴巻温泉」駅から徒歩3分程度で「弘法の里湯」に到着。この温泉は、「丹沢・大山フリーパス」の提示で、200円割引を受けることができます。
露天風呂もあり、ゆ〜っくりと温泉で癒されたあとは、ビール!と行きたいところですが、節約のために我慢して、電車に乗ってまっすぐ帰宅します…。ビール大好きな私ですが、我慢できるコツがあります。
ちなみに、「丹沢・大山フリーキップ」の優待施設には飲食店もありますので、利用されるのもアリかと思います!
帰宅後は…
帰宅後は、家でビールと日本酒とともに夕食です!
この日の夕食は、「マグロの漬け丼」と「もずくのサラダ」。ビールは「ふるさと納税」の返礼品。「マグロの漬け」と「温泉卵」は前日に仕込んでおいたもの。私にとってはご馳走なので、「一番搾りとマグロが待っている!」と思うと温泉上がりのビールを我慢できるのです!(普段は新ジャンルのビールなので、本物のビールは完全にご褒美です!)
「サラダ」は前日にキャベツ、もやし、にんじん等をレンチンしておいたものがベースになっています。盛り付けるだけだからすぐに食べられます。
家飲みの良いところは、飲んだ後に電車に乗って帰らずにすみ、すぐに休めること。あと、本物のビール&日本酒を飲んでも外食よりも絶対に安く済むことです!
「キャベツ、もやし、にんじんのレンチン」は多めに作っておいてタッパーに入れて、冷蔵庫に常備しています。様々なアレンジができて、忙しい時にも野菜をしっかりと摂ることができてオススメです!
インスタントラーメンなどを食べる時の「ラーメンの具」にもなります!
今回の登山にかかったお金
- 自宅から新宿駅の交通費 往復 約800円
- 小田急「丹沢・大山フリーパス」 1,560円
- 弘法の里湯 800円
- 費用合計 3,160円
今回のコスパポイント
本来の交通費は、新宿〜秦野が682円、秦野駅〜ヤビツ峠バス停のバス代が483円、大倉バス停〜渋沢駅のバス代が210円、渋沢駅〜鶴巻温泉駅が230円、鶴巻温泉駅〜新宿まで607円。
ということで交通費の合計は2,212円となります。
さらに、弘法の里湯で200円引きになりました。
「丹沢・大山フリーパス」の価格が1,560円でしたので、今回は「852円」お得に登山することができました。
また、下山後グルメを楽しみたいし、その方が地方経済が活性化する、ということもわかってはいるのですが、今は1回でも多く山に行くことを優先したいため「家ですぐに食べられる自分へのご褒美を用意しておく」のが私にとってのコスパポイントとなっております。
今回、同じ電車やバスに乗っている人も多かったのですが、このフリーパスを利用されている方が少なかったように思います。せっかく小田急が用意してくれているお得なキップですので、利用しない手はないかと思います!今回のコースだけでなく、コスパ良く丹沢・大山周辺ハイキングを楽しむことができますので、ぜひチェックしてみてください!