【屋久島】宮之浦岳縦走 ソロ登山 にアラフィフ女子がチャレンジ!その③

【屋久島】宮之浦岳縦走 ソロ登山 にアラフィフ女子がチャレンジ!その③

日本初の世界自然遺産登録地である「屋久島」。この夏、思いきってソロで「淀川登山口〜黒味岳〜宮之浦岳〜縄文杉〜白谷雲水峡」と、3日間かけての縦走にチャレンジしてきました!

今回は3日目、2023年7月28日(金)の新高塚小屋〜縄文杉〜ウィルソン株〜白谷雲水峡までのレポートです。屋久島の魅力盛りだくさんのこのコース。屋久島を登山される方の参考になれば幸いです(^ ^)

※1日目、羽田空港から淀川小屋までの様子はこちらをご覧ください。
※2日目、淀川小屋〜宮之浦岳〜新高塚小屋までの様子はこちらをご覧ください。


「新高塚小屋」〜「白谷雲水峡」まで

朝、5:50頃。登山道が明るくなりました。今日もレインウェアの上下を着て、ゲイターも付けて、ザックカバーもして「新高塚小屋」を出発します。

朝日が見えた!

50分ほど歩いて「高塚小屋」に到着。この日はテント泊している方がいらっしゃいました。

「高塚小屋」から10分ほど歩くと「縄文杉」。まずは、「南側展望デッキ」から眺めます。

デッキから階段を降りると、このように「北側展望デッキ」の表示があり、反対側からも縄文杉を眺めることができました。

「夫婦杉」

「縄文杉」から少し歩くと、「夫婦杉」という、まるで手をつないでいるように見える杉の木が見られます。

⚠️「大王杉」付近の危険ポイント!

「夫婦杉」を過ぎて少し歩くと、地図アプリの「大王杉」方面に進む登山道(木の階段を下るところ)にロープが張ってありました。「このロープは観光客向けなのかな?」と思い、アプリ通りにロープを超えてその道を行ってしまいました。すると、木の階段がヌメヌメで滑る滑る!立派な「大王杉」をすぐそばで見ることができましたが、木の階段から落ちそうになり、冷や汗をかきながら歩きました。

大王杉

「大王杉」を通り過ぎて少し歩くと柵がありました。柵を越えると「立入禁止」という立て札が!

あとで調べたら、私が歩いてきた道は旧道だったようです。
「夫婦杉」を超えた後に出てくる、ロープの張ってあるところの左側に見えた「荒川登山口⇨」と書いてある道標に沿って進むと、新しい大王杉の展望デッキと登山道に進むことができます。

「ウィルソン株」

次のスポット「ウィルソン株」に8:20頃到着。ここに来ると、朝、荒川登山口から入られた観光客の方も何組かいらっしゃいました。ここまではあまり人に会わなかったのですが、この先からたくさんの方とすれ違います。写真も順番待ちです。

ウィルソン株の中に祠があります。その反対側から見上げると、「ハートの形」の写真を撮ることができます!

「トロッコ道」を歩く

新高塚小屋からここまで、滑りやすい木道で慎重に歩いたことと、見どころスポットが多くて写真を撮りまくったこともあり、予定通過時刻をオーバーしていました。帰りのバスを1本遅らせようかな…と思っていましたが、「大株歩道入口」からは、平坦で歩きやすいトロッコ道に!ここで、今までの遅れを取り戻すようにペースをあげて歩きます。

気持ちの良い道をグングン歩きます!

「三代杉」

これは「三代杉」。一代目の倒木の上に二代目が育ち、二代目の切り株の上に三代目が育っているそうです。

トイレ情報:三代杉のそばのトイレ。手前のトイレが洋式のバイオトイレになっています。臭いなし、電気もつくし、トイレットペーパーもあり快適でした。

白谷雲水峡方面へ

「楠川分れ」でトロッコ道とはお別れして、ここからまた登りになります。ここにきての登りは結構キツイ!

しかし、このような苔の森の中を歩くことができます。あとで「苔むす森」という観光スポットが出てきますが、ここでは、リアルな苔むす森の中を登山することができます!

絶景の「太鼓岩」へ

「トロッコ道」でペースを上げて歩いた分、時間を稼ぐことができたので絶景が見られるという「太鼓岩」に登ることにしました。太鼓岩までは急登あり。本格的な登山道でした。

この分岐のところには休憩できる広いスペースがあります。重いザックを背負ったまま行きましたが、ここにザックをデポして行った方が良かったかな…。

頑張って登り切ると絶景が!遠くに宮之浦岳も見えました!よく歩いてきたなあ〜。

「苔むす森」

この後は、人気観光スポット「苔むす森」。
柵の向こうにこの景色を眺めることができます。ここの中を歩くことはできません。

「白谷雲水峡」へ

そして「白谷雲水峡」へ。ずっと憧れていた風景を見ることができました!

「宮之浦」で過ごす

3日間かけて歩いた屋久島の森を後にして「白谷雲水峡バス停」を13:45発のバスに乗って「宮之浦バス停」まで行きます。

今日の宿は「素泊まり民宿いわかわ 新館」。「宮之浦バス停」すぐの「つり具の岩川」さんで受付をして、新館まで少し歩きます。

「素泊まり民宿いわかわ新館」。新しくて清潔感がある「友人の家」という感じの宿です。

こちらは共有のキッチンです。冷蔵庫やレンジ、炊飯器やフライパン、お皿やカップなどもあり、自由に使うことができます。

共有のシャワールーム(シャンプー・リンス・ボディソープ、バスタオル、フェイスタオルあり)、洗濯機(洗剤あり)、乾燥機・靴乾燥機(有料)があります。シャワーの後、登山で着ていた衣類を洗濯することができとても助かりました(そのつもりで荷物を減らして行ったので、荷物の軽量化にもつながりました)。Wi-Fiもあります!宿泊代金は3,650円です。

チェックインした後は、歩いて15分ほどの「Aコープ」でお買い物。

屋久島産の「アカパラ刺身」税込410円。

「鶏ササミのタタキ」20%引きで 税込282円。

「ぴーなっつ豆腐」税込170円。

「和風サラダミックス」 半額で税込106円。

「パックご飯」税込129円。

屋久島の名物たくさんの豪華なディナーとなりました!ビールが美味い!

「屋久島」最終日

屋久島最終日の朝は、民宿のそばを散歩。「益救神社(やくじんじゃ)」をお参りして、「登山のお守り」を購入しました。

そして、10:45 宮之浦港発の「高速船トッピー 」に乗り鹿児島に向かいました。

鹿児島に着いてからは、霧島神宮で宿泊。次の日に「高千穂峰」を登山してから飛行機で東京に帰りました。
その様子については、次の機会にご紹介させていただきたいと思います!

「屋久島 宮之浦岳登山」に使ったお金

この次の日の「鹿児島登山」を除く、「屋久島で登山するために使ったお金」をまとめたいと思います。

<交通費> 56,710円

(内訳)

・羽田から屋久島まで(JAL乗り継ぎ)27,320円

・屋久島空港から安房港 バス料金 430円

・安房から紀元杉 バス料金 960円

・白谷雲水峡から宮之浦 バス料金 530円

・屋久島 宮之浦港から鹿児島港まで 高速船トッピー 12,200円

・(参考)鹿児島空港から羽田空港 (ANA) 15,270円 ※鹿児島港から鹿児島空港までは別途交通費がかかります。

<屋久島入山料>  泊まりで2,000円

<民宿いわかわ宿泊代> 3,650円

<飲食代>  3,437円

(内訳)

・レストラン鴨川「飛魚の唐揚げ定食」1,300円

・初日 Aコープ 安房で535円

・下山後 Aコープ宮之浦で夕食代(ビール500ml缶2本込みで)1602円

 ※その他、家族や職場へのお土産もここで購入(計算外)

総合計  65,797円

「屋久島 宮之浦岳登山」のまとめ

今回の「屋久島登山」のヤマレコ の記録です。

この夏、初めて屋久島を登山して「屋久島ならではの登山の服装」「屋久島ならではの装備の準備」「屋久島ならではの歩き方」があることを知りました(詳細は 2日目の様子のこちら )。また、「大王杉」のところでは、旧道を通ってしまい非常に危険でした。地図アプリに頼りきらず、自分でも事前にルートについてよく調べておくべきでした。

実は、行く前に一番不安だったのは「トイレ問題」。携帯トイレブースを使うのが初めてで心配でしたが、臭いもなくて清潔で快適に使えました。「案ずるより産むが易し」という感じでした。こちらの「非常用トイレセット」がお安くて、とても優秀で助かりました!

雨に降られたり、木道で滑って転んだり、猿軍団に威嚇されたり、靴がグショグショに濡れたり…など大変な思いもしましたが、これも「屋久島らしさ」。幻想的で美しい世界を見ることができました。

今回は、黒味岳や宮之浦岳ではガスに覆われてしまい、景色を見ることができずに残念でした。いつかまた、リベンジしに行きたいと思います!