奥武蔵・伊豆ヶ岳の男坂に挑戦してみた! 〜西武線 交通費節約術を使って〜

奥武蔵・伊豆ヶ岳の男坂に挑戦してみた! 〜西武線 交通費節約術を使って〜

西武秩父線「正丸駅」から歩いて登山口に行くことができる「伊豆ヶ岳」。標高は851m。アクセスも良く、コースや縦走ルートのバリエーションも多い低山で、奥武蔵では人気ナンバーワンとも言われています。私自身もお気に入りの山で、今まで何度か登っているのですが、今回は初めて長さ50mの鎖場がある「男坂」に挑戦してみました!今回は、伊豆ヶ岳登山についてと、交通費節約術についてお伝えしたいと思います!

今回のコース

まずは、今回のコースについて。「伊豆ヶ岳」で人気なのは、「正丸駅〜伊豆ヶ岳〜子の権現」を縦走するコースです。「伊豆ヶ岳」で検索すると、だいたいこのコースが出てきますが、今回は「伊豆ヶ岳〜武川岳〜二子山」へ縦走し、「西武秩父線 芦ヶ久保駅」に下山するというたっぷりと登山を楽しめるロングコースを選びました。ヤマレコ での地図と記録は以下の通りです。

「伊豆ヶ岳」登山の1日

それでは、伊豆ヶ岳登山の1日の流れについて、ご紹介させていただきます。

朝、7:49に「西武秩父線 正丸駅」に到着。改札の外に綺麗なトイレがあります。ストレッチをして登山スタートです!

正丸駅の改札を出たら右側にある急な階段を下り、しばらく舗装路を歩きます。

はじめは沢の音が心地よい樹林帯。

急登を超えると、しばらくは尾根道になります。

そして、また結構な急登を超えると、「五輪山」に到着。ベンチがあるので、休憩ができます。

伊豆ヶ岳「男坂」に挑戦!

「五輪山」から下るとすぐに「男坂・女坂 分岐点」があります。
ここで、ロープが張られている「男坂」ルートに進みます。

落石の危険があるため、ここでヘルメットを装着しました。
ここを登るのは「自己責任」となります。

ロープを超えてすぐのところ。石がゴロゴロとしている道を進みます。

いよいよ、男坂を登っていきます。男坂の真下から撮影したものがこれ。まずは第一関門です。
写真に写っていないのですが、最初は鎖を使わずに一番右端の岩を登っていき、途中で鎖を補助的に使い左側にトラバースしていくと登りやすかったです。

登ってきた所を振り返ってみる。結構足場があるのがわかります。

さらに上に上がった所から振り返ると、「おお〜っ!」と思う。ここの所も、鎖はあまり使わず、鎖の右側を登ってきました。

岩場を超えたら、木の根っこの道を登り…

最後に短い岩場を登ります。

登りきると、景色が開けます!

男坂を超えた後、少し歩くと「伊豆ヶ岳」山頂です!

この後は、「武川岳」を目指します。伊豆ヶ岳を超えた後は「山伏峠」方面に下山していきます。

が、実際に「山伏峠」付近に行くと???予定ルートの道がない!ですが、落ち着いて地図を確認して、車道に出ました。車道を降りて、右方面に進むと「山伏峠」の表示がありました!

少し車道を歩くと「武川岳へ」の登山口を見つけられました。ホッとした〜(^_^;)
ここから、武川岳に向かう登山道も結構な急登が続きました。

急登を超えて「前武川岳」に到着。ここにはベンチが2台あり、人もいなかったので、ここで山ごはんを食べることにします!

今日の「山ごはん」 〜コスパポイントも!〜

今日は「チャルメラ バリカタ麺豚骨」。右側のタッパーの中に入っているのは、レンチンした蒸し野菜(今回はキャベツ、もやし、人参、小松菜)とゆで卵、豚軟骨、紅ショウガ。これらは、ラーメンのトッピングです。前日にタッパーにつめて冷蔵庫に入れておいたので、当日朝に持っていくだけでOK。これの良い所は、山で火を通さなくて良いので、持っていったガス缶のガスを節約することができます。
ちなみに、今回のバリカタ麺は茹で時間が90秒なので、更に時短&ガス節約になります。

お湯400cc(スープを飲みきれるように、規定量より少し少なめ)を沸かして、麺を入れて少しほぐれてきたら、タッパーの中の具を入れます。90秒たってから火を止めてスープを入れてできあがり♩具の野菜や卵なども熱くなっています。炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンなどを取ることができ、栄養バランスもバッチリです!
山で食べるラーメンはご馳走です〜☺️

今回の山ごはんのコスパポイントのもうひとつは、ガス缶をOD缶ではなく、CB缶(カセットガスボンベ)を使っていること。OD缶は、アウトドアショップ等で1缶(110g)で500円程度はしますが、CB缶(250g)は手に入りやすく、スーパーなどで3本セットで300円程度で売っています。1缶100円程度!荷物の少ない低山であれば重さも気にならないので、CB缶でも全然問題ありません。

CB缶が使える「SOTO ST-310」は私が初めて購入したバーナーです。荷物の重さがそんなに気にならない日帰り低山に行く時は、これを使っています。
火力が安定しているし、強火から弱火までの火力調整がしやすいので、いろいろな料理を作ることができ大活躍しています!

武川岳〜二子山へ

前武川岳でお腹を満たした後は、「武川岳」へ。広い山頂で、ベンチも複数ありました。武川岳山頂からの景色はこんな感じです。

武川岳を通過して「二子山」方面に進みます。途中「焼山」からは、武甲山が近くに見えます。

結構なアップダウンを繰り返し、「二子山」の雄岳→雌岳に到着。今日最後の山頂です。こちらは、山頂にベンチはなし。眺望もありません。

このあとは、「浅間神社を通るコース(尾根コース)」から「芦ヶ久保駅」に下山しました。
今回の山行は、距離16.5km、標高差は登り、下りとも1420m。十分トレーニングできました。

下山後のお楽しみ

「芦ヶ久保駅」のすぐそばにある「道の駅 果樹公園あしがくぼ」。ここでは、秩父のグルメ、ソフトクリーム、地元で採れた野菜や果物、手作りパンetc…グルメとお買い物と楽しむことができます。「道の駅 果樹公園あしがくぼ」については、別のブログでまた詳しく紹介させていただきたいと思います!

この日は、山ごはんラーメンに満足したことと、ちょうど良い時間に電車が来たこともあり、ここには寄らないで帰宅しました。

西武線 交通費節約術

今回は、新宿のチケットショップにて「西武鉄道・西武バスの株主優待券」を事前に購入していました。
購入する時期によって価格は変動しますが、私が購入した時の価格は1枚380円でした。

例えば、西武新宿駅〜芦ヶ久保駅に行く場合、普通の運賃であれば764円かかりますが、株主優待券を使えば、約半額で行くことができるのです!奥武蔵エリアは、西武秩父線の駅から歩いて登山口まで行くことができる山が多いので、奥武蔵エリアを登山するのであれば、西武の株主優待券をまとめ買いしておくと、かなりお得になります!

私は新宿に行く機会がある時に、有効期限を確認した上で、チケットショップでまとめ買いしています。

今回の登山のコスパポイント

  • 西武鉄道・西武バスの株主優待券を使うことにより、交通費が約半額に!
  • 「山ごはん作り」では、お安いCB缶を使用。
  • さらに、時短&ガスの消耗を減らすために、自宅で火を通しておいた野菜や、ゆで卵を持っていく。

「CB缶」が使える「SOTO ST-310」は、日帰り低山にはホントおすすめです!

今回の登山で使ったお金

  • 西武鉄道株主優待券 2枚(380円×2 ) 760円    以上

まとめ

今回は、ずっと行ってみたいと思っていた「伊豆ヶ岳 男坂」に挑戦することができました。

男坂は、下から見ると急なイメージで今までは躊躇していましたが、実際に登ってみると意外と手で掴むところや足を置く場があり、鎖は補助的に使う程度で登ることができました。振り返ってみると急な所を登ったなあ、と思いますが、怖さよりも楽しさが勝りました!ただし、男坂は落石の危険があるため、登るのは自己責任となります。実際に、私が登山した日は男坂に登る人が多く、下で待っている時にもパラパラと石が落ちてきていました。そのため、登る際にはヘルメットを着用することが望ましいかと思います。

そして、その後の武川岳〜二子山への縦走はアップダウンのあるロングコースで後半は疲れが出てしまいましたが、夏の遠征登山に向けてかなりのトレーニングになりました。

奥武蔵エリアは、高尾エリアよりも人が少なく静かな登山が楽しめること、駅から駅への登山ができてアクセスが良いこと、そして「山らしい山」という感じが気に入っています。ぜひ、お得な西武鉄道の株主優待券を利用して(いや、しなくても!)足を伸ばしてみてほしいと思います!